
建築大学校で就職活動をはじめるとき、当たり前のように福知山の建設関係を探しました。自分が育ったこのまちが好きなんです。ここで働くんだと、ずっと小さなころから自然と考えていました。「高見組」の名前は以前から知っていましたし、特に福知山市内の建設業では「まず高見組」といわれる存在でしたので、求人情報を見かけて応募しました。
入社後は学校での座学と現場との違いに最初は戸惑いましたね。まず知らないことばが飛び交っているんです。現場ならではの専門用語というのでしょうか。そうした些細なことも含めて、とにかくわからないことは何でも確認して回りました。幸い社内の先輩方も社外の皆さんも、必ず質問にはきちんと答えてくださるんです。これは福知山の土地柄なのか、現場の雰囲気づくりの成果なのかわかりませんが、誰一人いやな顔をされる方はいなかったです。本当に感謝しています。
入社後数年経って多少経験は増えましたが、自分はまだまだ。現場では気を張っていることが多いですね。安心して現場を任せてもらえる一人前の工事管理者になることが当面の目標です。お世話になった社内外の方々に、「お前もやれるようになったな」と認めていただけるようになることで恩返ししたいと考えています。そして、このまちで自分の携わった建物が、地域の皆さまのお役に立っている様子を胸を張って見ていたいと思っています。

